岐阜に武藤圭太郎という建築家がいまして、一緒に仕事をさせて頂きました。完成写真を頂いたので、アップします。

この武藤さんはチャレンジャーです。この斜めに見える部分は屋根ではありません。斜めの壁です。屋根は水平面が見えますが、その部分です。壁なので板張りにできます。ディテールは見えていませんが、この屋根の板の巾がそのまま軒天の板巾になり、室内の天井板の巾となっています。見えない部分にも結構気を使って、木を使っています。これ、シャレでなく、真面目な本当の話です。

カナダのカスタムカット（別注挽き）工場の協力をもらって、クリア（節のほどんど無い）材の1枚物で全て揃えています。当然ですが、潤沢な予算はありません。余裕のある納期と、現場で施工して頂いた工務店さんの丁寧な仕事のお陰ですが、WRCが生き生きとしているように感じます。もちろん多少の反りも出るでしょうが、そこは何といってもWRC!!形状安定性と耐候性の高い木です。

想像もしない形や使い方など、一緒に仕事をさせて頂いて楽しかったです。WRC、YC、DF、HEM、LARCH、FIR…針葉樹もまだまだ、たくさんあります。もちろん、杉も桧も面白い商品をドンドン提案していきます! 乞う、ご期待!!