共栄木材

menu

キョンヒャン・ハウジングフェア

2月の終わりにソウルで開かれた<キョンヒャン・ハウジングフェア>に行ってきました。ここ数年は隔年で行っていますが、やはりだんだんと変化しているのを感じます。ソウルは愛媛より寒いので、住宅の断熱性能に関してはむしろ愛媛よりもシビアです。韓国も今までは高層アパート(日本でいうマンション)に住むことがひとつのステイタスで、戸建の家に住むことに興味を示さなかったようですが、ここにきて様子は変わりつつあるようです。アンテナは張り続けなければいけないと思いました。どこに商機があるか分かりません。

 日本のJETROブースもあり、愛媛県からも出展をしていましたが、在来工法の構造材については現実にはあまり興味を示してもらえないようです。何と言ってもツーバイフォー(2x6壁)工法のものが伸びているようです。デザインもすごく良くなっていて、日本の家のデザインとの違いをあまり感じませんでした。むしろ、韓国のデザインの方が良いと思えるものもあります。
 桧の板に関しては相変わらず売れているようですが、韓国の求める2.4mものを用意しにくいのが難しいところです。
 現在、日本から杉・桧の丸太輸出も多いようですが、僕は個人的には賛成しません。補助金を付けて丸太を海外に送り、海外の労働力や技術で2次製品を作りそれを再輸入するなんてことはやめて、日本国内で加工するべきだと思います。
補助金が結局海外に流れていたのでは税金の無駄遣いだし、雇用は生まないし…
ちなみに僕の今回のソウル出張は愛媛県から何の補助も受けていません。共栄木材はいつも<ガチ>でやってます。現地の仕事上の友人も年々増えています。

 ともあれ、松山からだとソウルは東京とほとんど同じ距離です。政治のことは双方が上手くやって、隣人なんだから仲良くするべきです。少なくともビジネスをする人間ですから、正しく向き合って公平公正にやっていければ良いなと思っています。

ブログTOPに戻る

TOP