共栄木材

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お年頃かな?

僕も社長とは言え、イチローやカズと一緒で現在も現役の営業マンです。もちろん彼らに比べるのは少々おこがましいですが…
木材の話になると、価格、流通、加工、デザイン、構造等々、いろんな提案も出来たりして、仕事そのものはとても面白いのですが、先日ふっと「お得意さんはもしかしたら僕の年齢そのものに若干恐縮と言うか、ものの言いにくさを感じているのではないか?」と感じました。「もっと若い社員がお得意先を回っていく方が良いのでは?」と。僕自身としてはまだまだ発展途上、成長の真ん中なんてうそぶいていますが、冷静に考えれば、周りからすれば、客観的に見れば、いい歳ですよ、やっぱり。僕の歳になってしかできない仕事をやらなければいけないなってすごく感じたんだけど、どうなんでしょうか?
僕はこの7月で社長になって満20年となります。思い返すと、若い頃の社長としては、こっぱずかしい事がいっぱいあります。思い出したくもない事も多いです。
失敗も山のようにしてきて…ただやる気と勢いはありました。経験はたくさんしてきて知識も増え、現在は社員に恵まれ、お得意先に恵まれ、とてもいい感じですが、あとしばらくだけしっかりと社長をやって、次の世代につなげないと。

さて、その繋ぎ方ですね、問題は。うちは大企業でもないし、街の小さな材木屋やから、その立場なりの繋ぎ方があると思います。大企業の真似して退職金もらって、あとは知らんよって言う訳にもいかん。
僕の親父さんは僕に社長を譲ってから経営のことにはほとんど口出しをせず、工場の手伝いと掃除、会社のまわりの草刈りを地味にやってくれました。僕に社長を譲った後は、町の商工会会長や教育委員長なんかをやってはいましたが…ともあれ、僕は今までの経験をともかくできるだけ社員さんに伝えて、その経験の上にそれぞれの社員さんたちが自分自身の経験を上塗りできるようなるのが良いかな?と。僕もいろいろな意味でお年頃です。

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