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就職活動

 企業の新卒者向け就職活動が始まったようですが、うちのような田舎の名も無い会社は、そもそもその土俵に上がっていません。うちの会社では、大学の先生をしている後輩に個人的にお願いして学生を紹介してもらったり、個人的なツテを頼ったり、ジョブカフェで紹介を受けたり…その紹介で来る人達は決していわゆる「優秀な学生」であったり、「華麗な経歴」を持つ人達ではありません。
 それでも、そもそも「優秀な人材」とは、なんぞや?と言うと、僕だけでなく、誰もが思い当たることがあると思います。勤勉さ、真面目さ、素直さ、優しさ、謙虚さ。能力も大切ですが、ある程度は努力で何とかなるように思います。いろんな物やことに満ち足りている人は、時に謙虚さを感じない場合があります。裏返せば「自信」なんだろうけど、微妙な危うさがあります。ともあれ、僕にとって「優秀な人材」とは、上のことを踏まえた上で、辞めない社員のこと。もちろん、こちらも社員がモチベーションを高く持って働き続けられるように、様々に努力をしなければいけません。社員のみんなが仕事を「ライフワーク」ともいえるまで昇華させていければ、とは考えるのですが、現実にはいろいろと試行錯誤を繰り返しているところです。ただ一つ、そうなりたいと、本気で思っている事には一点の曇りがありません。社員さんにとっても長く続けられる会社は、「いい会社」なんじゃないかな?大手企業だけでなくても、キラメク地上の星的会社もたくさんあります。新卒時、「優秀な学生」でない人達が「優秀な会社」を作っています。ホンダ、松下、京セラ等々。自分をこの経営者と比べるつもりはありませんが、そういう人と出会う事の方が、名の売れた「いい会社」よりも良いかもしれません。
 せっかくいわゆる「いい企業」に入っても3年ほどで30%の新卒者が退職するというのは、どうなんでしょう?新卒者にも、会社側にも超えなければいけない課題があると思います。「結婚」に似てますね。
 

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