共栄木材では30年ほど前から、集成材、LVL、製材、CLT、Iジョイスト等を使った、やや大きめのスパンがある木造建築物に取り組んできています。今回の物件は、約10m強のスパンのある作業場です。壁も屋根も鉄骨造でなく、軽い木造にすることで基礎が簡単になり、結果トータルコストで経済性の高さを実現できそうです。
共栄木材の木構造は、単に木を使えば良いということでの、「業界向け取り組み」ではなく、イニシアルコストとランニングコストの経済性、地震と台風に対する強度、普通の職人さんでできる施工の簡易性による再現の容易さ、そして何より建物が「美しいこと」にも着目し、消費者に向かった視線で取り組んでいます。既製品を使い、地場で作れる製材やエンジニアウッドを組み合わせて、無理のないサスティナビリティを意識しています。
共栄木材は請負はしませんから、地場工務店さんと一緒に、大型木造を取り組んでいきたいと思っています。