杉の赤身だけでつくる「赤美杉」。そのうちでも無節材のみを取り出した商品です。生産量に限りがあり、裏メニュー的につくってきましたが、お披露目します。写真は、オスモのクリアを塗ってる作業中のものです。色には誤差がありますから、その点はお含み下さい。
杉の赤身はとても高価なものです!とは言ってもそれは赤柾のこと。なかなか大きな木でしか赤柾は取れません。それにしても杉の赤身は美しいのです。そこで赤身だけの板を取り揃えて「赤美杉」というものを40年来つくってきましたが、その杉の赤身の美しさに共感していただくお客さんもいました。さらに今回は2本溝を入れることで両側が柾目、真ん中が板目に見えるようにしています。重ねて張るとこれが割ときれいなんです。また、共栄木材の杉は、愛媛県久万高原町産のものが多く、この産地の杉は赤身が品のあるピンク色で、県内でも他の地域のものとは差があります。もちろん色違いは出ますが、それもまたグラデーションとなり美しい。
この「赤美杉・無節」は、フローリングとして使われることもあります。杉は無節でも赤白混じると、そのままでは何ともシマラナイものになります。とは言え、皆さんが使う杉は大半赤白です。すごく早めに予約を頂ければ取り置きします。
余談:白身しかない「白美杉」もあります。杉は赤白を混ぜないだけで、赤だけ、白だけで使うと、見違えるほど美しいですよ!