今年もあとわずか。毎年のこととはいえ、一年を通して、忙し過ぎたり、暇だったりを繰り返し、気持ちは落ち着かないままあっという間に季節が巡って一年が終わります。とは言え、無事に社員一同揃って時間を過ごすことができたことに関しては、やはり「良かったな」って素直に思うし、仕入れ先にも、売り先のお客さんに対しても感謝の念を深く感じています。
ところで、日本の住宅着工数はドンドン落ち込む一方、アメリカでは住宅不足が400万戸と言われ、住宅ローン金利が「6%に下がる」ので、購買意欲が刺激され、来年は木材需要が大いに高まりそうとのレポートが入ってきました。日本では空き家が1000万戸と言われ、住宅ローン金利が「1%に上がる」から購買意欲を削ぐという。だから、いまこそ日本材・杉と桧の売り込み時!と思っても、世界の中で日本だけが軸組工法を採用している為に、欧米、中国、アジア、アフリカ、インドに売る製材サイズがない。あらま!ですね。
ただ、こういう時こそビジネスチャンスだと思って、様々に変化を受け入れ、マインドをリセットし、自分達の存在意義や価値は何なのかをよく考えて、勇気をもって進んでいこうと思います。幸い、恵まれた仕入れ先と売り先があり、極めて真面目で勤勉な社員に恵まれています。来年は飛躍の一年と覚悟を決め、社長を先頭に頑張っていきます。
改めて、今年一年、ありがとうございました。来年も引き続きよろしくお願いします。
西下健治