共栄木材

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パタゴニア・プロジェクト

2月の中旬、チリのパタゴニアに行ってきました。同行は中村好文さんと、そのチームスタッフ。

共栄木材は、チリにお得意先さんがいて、焼杉を買ってもらっています。その会社のオーナーであるAndresさんがパタゴニアに広い土地を取得し、小さな小屋(HUT)を20棟程度、つくりたいと。そしてそれを世界中の人に使ってもらえる施設にしたいという計画を持っていて、その第1棟目の設計に、中村先生にお願いしたいという依頼があり、私も同行してきた次第です。

パタゴニアは、時差12時間、北緯と南緯はほぼ同じというか、パタゴニアは南北に広いので南緯40度以上がパタゴニアというって聞きました。日本の北海道とか、樺太のようなものでしょうね。朝の気温は10℃を切り、午後4時くらいには30度近くになる。乾季ということで空気はとても乾いていました。

今回は現地調査的な意味合いもあり、でもできれば模型程度造って帰りたいと意気込んでいましたが、残念ながら土地のイメージが中村先生の思うものではなかったので、別の候補地を選び、具体的なプランは次回に持ち越しとはなりました。中村先生も出発前に若干体調を崩されていた上に、片道約30時間のフライトもあって、少々お疲れでした。が、よく食べる、よく寝る、歩くの早い、よく飲む(基本的にワイン)の元気さに感心しました。

まあ、旅には不測のことが付きものとはいえ、なかなか大変でした。(内容は割愛しますが…)
そして最終日、サンチアゴの西にあるカサブランカという村のワイナリー&レストランをAndresに紹介してもらい、みんなで昼食をしてきました。ランチと言っても開始が14時で、終わったのが17時前。料理も良かったけど、中村先生が言うには、これはとてもおいしいワインだそうで、そう言われると、ワイン素人の僕でさえも「うん、確かに美味しい!」となってしまい、お土産に1本買って帰りました。<Tanagra>という銘柄でした。中村先生も、暖かかったせいもあってか、体調も良くなって、美味しくワインを頂きました。「これ、輸入しますか?」っていうと、「じゃあ、僕が木箱をデザインしましょう!」と、テーブルナプキンにスケッチ。余分な話ですが…

ともあれ、近々に別の場所が決定すれば、パタゴニア・プロジェクトは再出発します。楽しみです。


西下健治

チリ・パタゴニア

パタゴニアにて、Andresさんと

中村好文先生・チームスタッフの方々と、レストランにて

中村好文先生のスケッチ

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