共栄木材

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木っ端ですが

タイで、杉の木っ端で壁をデザインしたお寿司屋ができたので、アップします。

売上だけで言うと、大したものではありません。しかし、「杉」の樹だけではないと思いますが、この木っ端の断面を美しいものとして捉え、デザインする行為が、杉のデザインの多様性を感じさせます。そういう美意識で木材を見ることが、きっと近年の私たち材木屋には決定的に不足しているものではないかと感じています。
私たち日本人にとって「杉」は当たり前すぎるものとして、別の見方をする努力が足りない。木は、繊維であり、炭素の塊りで燃料にもなるし、どんなにかして液体化すれば別のものになるし、分子をくっつけるものは接着剤になるかもしれないし、食べ物になるかもしれないし…話は飛躍しすぎていますが、ともあれ、「杉」を単に柱の「杉」として見るだけでなく、美意識を持って眺めたり、科学的に眺めたりすることで、違った価値の創造ができる。なんか、とっても嬉しいです。タイのビジネスパートナー・Timbercharmに感謝です!
 

杉の木っ端で壁をデザインしたタイのお寿司屋の施工写真

杉の木っ端で壁をデザインしたタイのお寿司屋の施工写真

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