世界的に有名な建築家ピーター・ズントーのアトリエは、スイスの田舎町にひっそりとあります。写真はヤフーでオープンになっているものを拝借しました。
このアトリエの外壁に使われているのが、ラーチの柾目材です。1本の巾は約30mm、縦にフィンガージョイントされていて1本ものとなっています。
共栄木材ではこの外壁を<ラーチ・グリッド>と称して商品化しています。この<ラーチ・グリッド>の巾は38mm。ズントーのものより若干幅広ですが、そこは出来るだけ経済的なサイズを求めると、こうなるのです。これ以上広いと少し野暮ったくなります。施工はガデリウス社の高耐久透湿防水シートのイソセルを貼れば、防水対策は大丈夫です。イソセルの上に胴縁を打って、<ラーチ・グリッド>で仕上げればOKです。
サイズは乱尺x17x38mmを基準にしていますが、厚みを乱厚にすることは可能です。
節はほぼありませんが、ラーチという木の性質上、若干のヤニ坪が混じることがありますが、割り切って現場カットして使用し頂こうと思っています。繰り返しになりますが表面は柾目のみです。新しい色のラーチも経年変化でアトリエ・ズントー化します。