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沖縄で、米ヒバのティンバーフレーム

沖縄に、ティンバーフレームの加工をして出荷していましたが、先週上棟となりました。

 この物件の基本的な柱のサイズは180x180mmです。横に立つ間柱替わりの105x105mmの材を見て頂くとそのサイズの差が分かると思います。とにかく視覚的な安定感があります。米ヒバを選んだのは、沖縄という地域柄シロアリ対策と強度。
 米ヒバの匂いには若干好き嫌いがあります。アメリカやカナダではティンバーフレームは米松が多いです。が、米松やカラマツはヤニの問題、レッドシーダーは、強度の問題で、お客さんは結局米ヒバを選ばれました。
カナダの製材工場でオーバーサイズに引いて、乾燥後再製材。加工は日本でやったので、日本のプレカットの仕上がりになりました。ディテールを細やかに工夫すればいろいろな表情ができると思います。

 沖縄の住宅でも、一部に木造回帰があるそうです。が、建て方をして頂いた大工さん達も「これなら沖縄の台風も安心」と感心していたそうです。米ヒバの材料もカナダの工場で用意すれば結構クリア材が混じります。それを良い場所に配置すると良い出来栄えになります。
 この家は丘の中腹にあり目立つせいか、上棟をしている時にもう数組問い合わせが来ているとのことでした。適材適所、良い建築のお手伝いができて、本当にうれしいです。


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