焼杉を使って頂いた物件の写真を頂き、アップさせて頂きます。

<茅ケ崎S>という物件で、設計は都留理子建築設計スタジオ。工事は大同工業さんです。写真はZOOMの浅川敏さんです。

私達は遠くで建つこういう物件の仕上がりを見る機会はあまりないので、美しく仕上がった物件をお知らせ頂くのは本当に嬉しいです。焼杉も一つ一つ社員さんの手で作っていくのですが、木材（焼杉)が単に「外壁の板」っていうのではなく、設計と施工の美意識によって、木材の「存在」が命を持つというと大そうですが、森の木材から、町の木材へと移動し、存在を放ち続けるように感じてしまうのです。一種の親心的な心情でしょうか？現地で美しく受け入れられ、長く年月を重ねて大切に使われてほしいと思います。
たかだか「焼杉」とは言え、そういう気持ちを持って、これからももの造りを続けたいと考えています。

設計：都留理子建築設計スタジオ
施工：大同工業
構造：多田脩二構造設計事務所
撮影：淺川敏