共栄木材の新しい建物が上棟し、今日、ルーフィングを葺き終える予定です。サイズは約500m2。構造は2”x6”壁に棟木と垂木にLVL、野地は28㎜のOSB。外壁は外壁材として3x6のアピトン合板を横向きに張り、910㎜毎に黒色の水切りを水平に入れます。アピトン合板も構造用の認定は受けていませんが(4スターは持っています)、製造そのものは構造用合板と同じ手順を踏んでいるものなので、これを外壁材として使用してみます。海外では構造用合板を外壁材として使用することは、まま見かけることです。
LVLは全く人工的な商品ですが、安定性やサイズの対応力、E120の強度があり、使いようで面白い木造空間が出来上がります。また、LVLのバームクーヘンのような端口はとても面白い表情です。木造なのでとても軽く、費用も極めてリーズナブルです。完成が待ち遠しいです。
大池倉庫のデザインは、西下太一建築設計室。もちろん、地盤調査、構造計算は済ませています。ちょっと大きめの空間で、普通ならS造をお考えの方がいらっしゃれば、一度立ち止って木造を考えてみませんか?環境とデザイン、どちらも大切に考える建築です。