以前から計画をしていた会社の駐車場の土留め工事を始めました。仕上げは石の彫刻家ケース・オーエンス(Kees Owens)さんにお願いしました。今はメキシコに住む彼の来日に合わせて工事(というより、創作)をお願いしました。仕上げの工事は、久万の石を使って今日10日から本格的に始まりました。出来上がりが楽しみです。
もちろん、コンクリートで仕上げても全く問題ありません。ただ、そのコンクリートに少しだけ手を加えることで見違えるように美しく出来上がり、共栄木材の入り口を飾ってくれるようになります。それは僕らの仕事を通しての姿勢にもつながると信じています。機能と性能と価格だけで木材を販売するならば、とても味気のない商売を何十年も続けなければいけない。ほんの少しで良いから、会社にも、仕事にも色合いを付けることで、お客さん、社員さんに鮮やかさが生まれるように感じるのです。
ただ、あくまでも限られた予算の中で進めるというのは、大切なことだと思います。でないと、目的からあまりに逸れてしまい、それは目的とはちょっと違うし、本来の機能、性能、価格を逸脱してしまう、と思います…