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リグナ・視察

11・12日と、ハノーバーで開催された木工機械展リグナを視察してきました。リグナは今回が2回目ですが、だんだんと木工機械展の世界も一極集中してきているように思います。

大型機械から、小型の道具、林業機械まで幅広く木工に関する機械展示がありましたが、いくつかすぐに使えそうなものもありました。さっそく輸入して使ってみようと思います。出張費のもとを取り戻さんといかんですから!

昨年も自然塗料専用の塗装機を輸入しました。この設備も造りも理屈も簡単ですが、いざ作るとなると一定の数量が無いと安くできないようです。そりゃそうですわね。
いずれにしても、すごく刺激を受けました。ただ、機械がドンドン精密になって進化していくほどに、職人技というものは退化していくし、機械でできるとなると、出来上がりも同じ品質のものができるから、他社との区別もなくなる。で、設備投資をしても、投資費用を回収できるかどうか分からないうちに次の投資…製造業は結構厳しいです。造ることが好きな人でないと、この商売を続けていくのは、結構難しいように思います。

国際展示会が面白いのは、いろんな国の人や、なぜか日本で会えない人に出会ったりできます。僕は英会話に困らないので、機械やそれでできる商品のことを、直接深く尋ねることができます。それが面白いです。この機械が壊れるとしたら、どこ?いくらかかる?日本で部品は調達できると思うか?これ、売れてるの?誰が買う?この機械で他に何ができる?無理の無い範囲でいろんなことに取り組んでいきたいです。

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