ゆっくりと進む、手嶋保さん設計の三秋ホールの工事ですが、上棟までに4~5日ほどかかりました。大工さんの手が遅いわけではなく、結構手の込んだ、予め仕組んで置く作業が多かったので、現場に入る大工さんも2人で、こうなりました。
現在は建具枠を作っていて、それがまた製材から始めるものがあるので、乾燥、加工を含め3週間程度、大工さんの現場は空きます。それまでに煙突工事、屋根工事、一部コンクリートの床仕上げなどもあり、徐々に進んでいきます。
写真はハイブリットトラスと、仕上げ下地の湾曲した部分を映したものです。4.2mスパンの湾曲下地材、こういうのを作ることはうちの会社はお手の物で、こういう材料を作りながら作業は進んでいきます。木材にはいろんな材料があります。決して決め込むことをせず、いろんな選択肢の中で強度、価格、見た目等々を様々に考えて、ベターな材料提供することが肝要であると思っています。