共栄木材

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変化することと、守るもの

先日名古屋に行きました。土曜日の夕刻、中心地・栄の新しい大型商業施設に行ってみました。先端のデザインでテナントのお店もそれぞれに趣向を凝らした店造りをし、多くの人で賑わっていました。僕はそういうお店を見て回るのが好きです。本当のビジネス内容はともかく、見た目には活気に溢れていました。4階か5階位に、隣に建つ三越との連絡橋があり、三越にも行ってみました。一転、天井は低く、お店のデザインもパッとせず、照明も何となく暗いというか、黄色い光が多く、お客さんはあまり歩いていなくて、全体的に店に<気>を感じませんでした。
バブルの頃は一世を風靡したと思える百貨店も時代の流れで立ち止まっていると、新しい流れが一瞬にして過去の栄光を流し去ってしまいます。怖いですね、マジに。小さいながらも経営者の端くれとして、本当に怖い思いをしました。「僕は時代の変化についていっているんだろうか?」と。流行りを追いかけるつもりはありませんが、社会が求める木材と、僕の考える木材に誤差があると、それはその分だけ社会から置いて行かれることになる。商売が厳しくなる。「老舗は常に新しい」と聞いたことがありますが、本当にそうだと思います。変えていくものと、守るもの、会社がある限り尽きない問題です。

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