共栄木材

menu

タイに行きました

先月末からバンコクに行ってきました。うちの会社にとっては2社目の輸出先ですが、とても印象深い出張となりました。タイは10月に亡くなった国王の喪に服していて、誰もが黒い服か、白い服に胸に喪章をつけていました。例外なく。亡くなった国王は4000ものプロジェクトリーダーとして国を発展させ、自身もギターやサックスを演奏し、ヨットに乗って風を操り、建築をし、木材加工をし、農業、漁業のプロジェクトを成功させ…あらゆる分野で大活躍しておられたようです。
今は軍事政権となっていますが、軍隊は国王の下にあるものなので、軍事政権と言ってもとても穏やかな政治をしているようです。なので、国民も穏やかだし、道端で会うあんちゃん、おばちゃん、おじいさん、子供であれ本当に会話の途中では微笑みを絶やさず、食べ物も安く、タイ式マッサージは絶品で1時間900円程。
もう、タイの大ファンになってしまいました。

で、そう、僕は仕事に行ってきたのです。そこで会った建築家達もとても素敵な人達で、タイ国内はもちろん、日本でもインドでも大きなプロジェクトを抱える人たちでした。普段なら会えないような建築家さん達の何人かとお会いしましたが、どこに行ってもちゃんと仕事する人は、とても紳士、淑女です。僕の話も真剣に聞いてくれました。まだ確定ではないですが、大きなプロジェクトに杉を使ったうちの商品が設計図面に書き込まれていました。タイの人はどうも日本が好きなようです。なので、日本での様々な使い方をどんどん突っ込んで聞いてこられました。僕も久しぶりに材木の話を真剣にしたように思います。乾いたスポンジに入り込んでいく水のようでした。

僕自身も長年やっているうちにいつぞや木が好きになり、自分なりに勉強したり、経験してきました。それらの事が、タイの建築家さん達をインスパイアできたとしたら、とても嬉しい事です。大好きになったタイで、僕達の仕事がゆっくりと花開いて行けば嬉しいと思っています。

写真はジム・トンプソン邸 
タイへ出張

ブログTOPに戻る

TOP