共栄木材

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月に一度の新人研修会

この1年余りの間に、6名の新入社員が加わりました。新卒、中途、いろいろな人が入社してきてくれました。個性も、経歴も様々です。何でこうも人が入社してきてくれたかというと、実は4名の退職者が出たからです。3年未満の退職者はいないのですが、一人は実家家業の跡取りで入社時から決まっていた人。2人はそれぞれにしたいことができて卒業していきました。ただ、変な辞め方はしていなくて、事前に知らせてもらい、時間をかけいろんな話し合いを持って、それでも進みたい道があるということで「ならば、新しい場所で、ガンバレ!応援するよ」と。だから、送別会もし退職後も社員も含め、関係が続いています。一人だけは自分のペースだけで仕事をしたいと職場になじまず、送別会も本人から辞退して去っていきました。残念でした。

社員を縛る事はできません。ただ縁あって一緒の職場で働くことになり、皆が一生懸命な中で、「さて、何のために仕事をしているの?」とふっと立ち止まり、考えることがあります。
辞めていった若い2人は、就職活動の頃におそらく何となく「ここがええかな?」程度の気持ちだったと思います。もちろん本人は面接で「ここで仕事を全うしたいと考えています」と、力強く話してはいましたが…
僕は悪く言うつもりはありません。いろんなことを経験していく中で、向き不向き、更には自分のやりたいことを見つけてしまうことは悪い事ではないと思います。むしろ、やりたいことを見つけるのは素晴らしい事です。ただ、「やりたいことって何?」って改めて自分に問いかけると、誰しも答えに窮することも多いのではないかと思います。

僕は「やりたいこと」は、今やってることを真面目に一生懸命10年続けたら、本当にやりたいことが見つかってくるように思うのです。それはとても地味で、ある意味でカッコ悪くて、平凡なことだけど、それが「やりたいこと」となって、やがて会社の内外だけでなく、本人の周りからも必要とされるようになると、いつの間にか、ライフワークになる。
僕も社長としては、共栄木材を、社員さんが単にお金を稼ぐためだけの場所提供でなく、ライフワークとして捉えてもらえるような職場環境を様々に取り組んでいかないといけないと考えています。社員さんにも長く続けることで見えなかったり、分からなかった「やりたいこと」を見つけてほしい、幸せになってほしいと、熱く燃える薪ストーブの周りで、熱く語りました。月に一度、こんな新人研修会を開いています。せっかく知り合った縁なので、大切にしたいと思っています。

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