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中村好文さんのレクチャースピーチ

10月30日午後21:00(日本時間、チリは朝09:00)からZoomで始まる予定の、チリでの学生と若手建築家向けの「HUT建築コンペ」レクチャースピーチは、結局21:30頃からやっと始まりました。

昨日の20:30に中村先生に電話を入れるとスタンバイされていました。予定では20:45に事前の音声確認とかを含めた最終確認をすることにしていました。中村先生の画面もしばらくミュート状態で音声がちゃんと出るのかどうか、確認できません。チリに電話をして「音が出てない状態だけど、大丈夫?」と聞くと、「心配せんといて。こちらで首尾よくやってるから」と明るい返事。そのことを中村先生に電話で伝える。20:50頃に一旦Andresという主催者の一人が中村先生にZoom上で「今日は、よろしくお願いします」的な(多分)音声確認を兼ねた音声が一旦聞こえてまた一方的なミュート状態。
21:00を少し過ぎた時に、Andresから電話が入り、「日本やドイツみたいに時間通りに始まらんし、まだ視聴者が100名を超えたくらいだから、あと10分か15分して、200名を超えたら始めるからと、中村先生に伝えて!」と。…「○○ということです、すみません、先生。」
しばらくすると、メインの進行役Andresがzoom画面から消え、21:15を過ぎても一向に始める様子がない。「What's happen?」とメールを打つと「審査委員長のCrisianが繋がらない…ちょっと待って。」とAndresから電話。AndresはZoomの画面に戻ったり、また席を外したりを繰り返す。前半はAndresの趣旨挨拶と中村先生のレクチャースピーチがほとんどだから「It's time! Let's start!」とAndresに連絡をするけど返事がない。東京ではZoomの画面の前で座る中村先生に電話を入れ、スタッフの方に「審査委員長が繋がらないようです…少し待ってくれとのことです」と伝えました。21:30少し前に突然審査委員長のCrisianが携帯の画面からZoomに接続できたようでした。Andres、中村先生、通訳そしてCrisianの4名だけがミュートを外されている状態でした。
Zoom機能で、4人のうちの誰かがしゃべるとその人の顔が大きくなります。
Crisianは、電波の拾える場所を探したのか、街頭に出て繋がっていたものだから、車がクラクションを鳴らしたり、町の雑音が入ると、Andresや中村先生の声が途切れる…悩ましいですね。途中から、Crisianが場所を変えたり、他の人が話す時はミュートにしたお陰で、上手く流れるようになりました。ほっ

中村先生の小さな家<HUT>の話は本当に面白く、建築というか「家」というものの本質について、改めて気づかされたことがたくさんあるほんとうに深い興味を持った良い内容でした。私も知り合いの建築家さんなどにこのイベントのお知らせをして、何人かは視聴いただいたようでした。

ホントに、ドタバタしました。ちゃんとリハーサルはやっていたんですよ。時間に対する国民性の違いなんかは改めて苦笑い状態でした。ともあれ、良い作品がたくさん出てくることを期待したいです。当初はチリの建築家さん達から、僕もAndresも審査員に名を連ねていたのですが、「それはいかん!僕は建築を評価する立場にない。」と固辞したところ、僕もAndresも審査員からは外れました。

まだ、未確定ですが、作品出展の盛り上がり次第で、スポンサーが付き、最優秀賞者は、現地でその応募HUTを実際に建てられるかもしれません。このコンペはインターナショナルですから、日本人が応募できます。もし、日本人が最優秀賞を取れば、チリに招待され、うまくいくとパタゴニア地方にその作品が建てられることになるかもしれません。

すごく楽しくないですか?このブログを見て応募に間に合えば、学生さん、40歳以下の若手建築家の皆さん、是非トライしてみて下さい。ちなみに僕が見た昨夜の最大視聴者数は385名でした。予定は200名だったから、その意味だけで言うと大成功!

Crisianを悪く書いてしまいましたが(親しみを込めています)、実は、なかなかのナイスガイです。しかも、チリの建築を代表する建築家です。是非、検索してみて下さい。

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