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ラグビーのような社員教育

先週、とある会社の人と、<社員教育>についてテレビ会議をしました。その時に「僕が知ってることがものの全てでないことは当然だけど、それでも40年ほどこの業界に身を置き、得た人との繋がり、知識、経験は、僕が全くの個人業主ならそれでいいんだけど、社員さんがいるとなると、それらのことを取捨選択しながら、上手く伝えていくことができたら、社員さんが成長し、会社は伸びていくような気がする。ただ、いくら話をしても、結局は社員さん各自が自身で失敗も含め経験を積んでいくしか、その言葉は伝わっていかないから、それをうまく伝える方法を教えてほしい。」と話しました。

仮に僕の知識を10とします。僕は10のことを社員さんに伝えます。だけど、座学では、1しか伝わらない。社員さんも経験を積まないと10にならない。それを2でも、3にでも上げて伝えることができれば、前に進むのが早くなる。まるでラグビーみたいじゃないですか?前に投げることはできない。後ろに投げて後ろが走って、僕を少し超えて、それをまた後ろに投げて、後ろの人間が走ってまたそれを超えていく。そうして会社は少しずつ前に進んでいく。
そこで、10進んでいるのに、9もバックしたんでは、次の社員はなかなか今のところに来れない。せめて5くらいバックした5のところから次の社員が10走れば15のところに行き、また5バックした10のところから10進めば20のところに行ける。そうやって、バックする量を減らすことができたら、同じ10の努力はドンドン前に進む。だからバックしないにはどうしたらいいのか、それが知りたい。自分が走りながら、真横に投げることができれば、完璧です。ラグビーが社員教育に重なります。

材木屋って、結構覚えることは多いし。感性は問われるし、お金の話もせんといかんし、科学的な事も学ばないかんし、人間関係を構築するのも大変…カタログ作って、「はい、この商品は1,000円です。性能等は、記載の通りです。いかがですか?」みたいな話ではすみません。僕の場合、40年経って、時代も変わり捨てて行かないかん知識や経験もたくさんあります。自己否定っていやじゃないですか。でもそれをやらないかん。だけども普遍的な事もたくさんあります。それを後継社員に腹落ちするように伝えたい。

ラグビーではなく、アメフトみたいにはるか遠くの前方にタッチダウンパスを投げられたら、うちの会社も上場しそう(笑)。
いずれにしても、僕もぶつかってもみくちゃにされながらも、もうしばらく前に走りながら、後方の社員にパスを出し続けるよう、頑張ります。もちろん、パスを出した後は、僕も後ろに回り、パスの受け手に回りますよ。チームですから。

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