ほとんど仕上がったまま、扉だけが取りつかない状態だった弊社の本社のある下灘の<うみ倉庫>がやっと完成しました。いつもの業者さんにも「時間ができたらやってね!」と言うやり方ですから、仕方ないです。
扉の枠材は杉の2x4材を使用し、表面にははアピトン合板の5.5㎜を使いました。いかに簡単で、きれいに、軽く、強度を持たせて作るかに、頭を悩ませたのですが、結局外壁をすべてアピトンのフローリングで作ったので、統一性を見せる為にアピトン合板を選びました。
構造は在来軸組工法。筋交いを入れずに構造用合板で耐震、耐風を考慮しました。
また、約7.5m程のスパンはヒノキの2x6材を使用したトラス構造。屋根のダイヤフラムはこれもまたヒノキの構造用合板で対応しています。つまり、外壁以外、ほとんど全部が国産材で作られています。もちろん、構造計算もきちんとやっています。
今まで、会社のほとんどの建物は私自分でプランを立てて計画していましたが、今回は実はほとんどノータッチで、会社の若い衆が全部自分でやりました。僕としては、とても良い感じだと思っています。
もちろん、自社倉庫に余計な費用をかけるつもりもなく、予算も限られている中で、それなりのいい価格(総工費)でできました。お客さんからも、使う木材も少しのおおらかさというか、許容をしてもらえたり、時間をもらえたりすると、様々に対応できるように思います。
よかったら見に来てください。中もほんとにいい感じなんですよ。