タイのプロジェクトAREE HAUSが竣工しました。建築は建物だけでなく、周りの環境といかに調和するかが大切ということを、感じさせてくれるプロジェクトです。是非、全容をFacebookでご覧になってください。
繰り返しになりますが、全くの総ヒノキ造りです。土台、束、柱、桁、壁化粧構造用合板、床・野地の28㎜合板と構造にまつわる部分は全てヒノキ造りです。モジュールは910㎜、桁高は約2,400㎜。仕口は在来工法。最大スパンは3,640㎜。
外壁は焼杉をメイン。今回の床材は杉。デッキは「ひのきクリア」。木材の使用に当たっては、全て無理・無駄のない、つまり特注材をほどんど使用しない構成となっています。構造材は全て現し使用なので、電線が露出してしまいますが、メンテナンスはとても容易です。
いずれにしても、日本の木材と、その加工技術をタイなりにアレンジしてしまうTimber Charm社のデザイン力、企画力を素晴らしいと思います。
この建築シリーズは、まだまだ続きます。
西下