米松プランクと米松一等材の階段を使っていただいた住宅の完成写真を頂きましたので、アップします。
設計:坪沼一希 + 五ノ井麻衣 + SURF Architects
写真:関拓弥
米松プランクは、共栄木材の「つくるシリーズ」のひとつで、既製品寸法は、3000x300x20mm、節あり材です。無垢の木ですから、納品のタイミングによってもちろん全く同じものがいくとは限りませんが、毎回ほぼ写真の通りの感じです。
幅が広いと反りや伸縮に問題を感じられると思いますが、実は弊社の事務所も「米松プランク」を使っているのですが、反りはほとんどなし。エアコンや薪ストーブの周辺は冬場に若干の隙が出ますが、気になったことはありません。
もう一つ、この物件で注目頂きたいのが、階段板です。「米松一等材で限りなく柾目」という木材を用意させていただきました。およそ250㎜程度の幅であれば無垢一枚もので作れます。節が出る場合は、基本的に流れ節となります。
フローリングと階段板の組み合わせは、無垢材を使う場合悩まれると思いますが、同じ木材を使うのがやはり落ち着きがいいと思います。
更にステップの1段目、2段目は共栄木材の倉庫に長年(10数年)眠っていた樫の木を上手く使っていただきました。積木のように積み上げています。樫の木の赤身の部分でほぼつくられているので、やがてきれいな色に経年変化してくると信じています。ただ、樫の木は、もうありません。