共栄木材が30年近くに取り組んできたのが、大スパン木造建築です。しかも、私たちが取り組もうとしているのは、
①既製品使用による経済性
②地場の大工・工務店で取り組めるから、自分たちで再現性がある
この2点です。
地方都市松山にも愛媛県立武道館という大型木造建築がありますが、東京から設計士が来て、東京の構造事務所が計算をし、大手ゼネコンが監督し、地場愛媛からは基本的に労働者だけが使われる。全国どこに行っても基本的にこの流れが大型木造を作ってきていると思います。だから、東京の人たちが帰った後、自分達だけで何かができるかというと、かなり難しい。
そこで、私たちは武道館ほどの大きな建築ではないけど、スパン15m、20ｍくらいのものであれば、特別な材料を使用しなくても、現在どこででも入手できる木材、エンジニアウッドを駆使して、地元のプレカット工場や工務店の力を借りてなんとか自前でやり遂げたいと。
ただ、現実には高いハードルもたくさんありますが、一つひとつ解決していき、倉庫、店舗、施設、オフィス、畜舎等の木造化に本気で取り組んでいるところです。「三秋BARN」を実際に見て頂ければ、必ず木造の可能性を感じて頂けます。
見学は事前にご連絡いただければ、いつでも大丈夫です。お待ちしております。
西下
