ひらがなタイムズは生きた日本の知識を吸収しながら、語学の学習も同時にできるユニークな雑誌です。英語と日本語が段落ごとに交互に掲載され、漢字には外国人が読みやすいようにひらがなのルビがつけてあります。
このユニークな雑誌に「共栄木材の焼杉」が取り上げられました。焼杉が単に木の外壁材であるというだけでなく、手焼きでつくられていたものから、機械生産化に至ったいきさつなどを、ご紹介いただきました。
弊社は、間もなく焼杉の生産開始から50年になります。先代のふっとした思い付きから焼杉がそれなりに世に出るようになり、現在では世界中でユニークで、エコロジーで、何より美しい外壁材として使用されるようになりました。
商売は下手だったかもしれませんが、限りなく善人だった先代・私の親父さんのお陰で、僕自身も、僕の会社も若干羽ばたくことができたし、今も恩恵に預かっています。50年恩恵に預かれるって、すごくないですか?「焼杉」には商売とか、美意識とかだけでもなく、何かそういうものを超越した「木の精」みたいなものが宿っているんでしょうか?
「もの」への思いとか、正直であることとか、自分だけ良い思いをしないとか、人を裏切らないとか…親父さんが亡くなって3年を過ぎましたが、今になって思う親への、感謝と真心ですね。
是非、手に取って読んでほしいです。
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