カナダ・ロッキー山脈の一部にカラマツ林があるそうです。以前からこのカラマツには注目をしていて、やっと入荷してきました。今回のものは約165㎜x15～17㎜で、外壁、あるいはフローリングとして製作予定です。
カナダの製材工場は、米松に混ぜてランしたいようですが、そこは製材工場に無理を言ってカラマツだけを分けて製材してもらいました。
カラマツは割と暴れる木なので、取り扱いは丁寧にしなければいけません。施工後も伸縮の多い木材なので乾燥も重要だし、樹脂も多いから若干乾燥温度を上げて、また、ひび割れも起こる木なので理解して使わないといけない、天然林からの木材なので死節もあり得るので乱尺使いも許容しなければいけない…と、取り扱いのややこしいものですが、杢目と言い、経年後の色合い風合いと言い、何とも美しい木材です。
かの建築の巨匠・アールトの自邸も床はカラマツです。サイズも165㎜程度の幅で、ほぼ同じなんです。アールトの自邸は、おそらくソープフィニッシュです。
カラマツは暴れん坊ですが、うまく使いこなせば最高に美しい木材です。来春には220㎜巾のものも入荷します。今回はトライアルなので大量入荷ではありません。気になる方は、早めにご連絡ください。
左：プレーナー仕上げ、右：ラフソーン仕上
