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イチョウで階段

岡山市のアートボックスさんの物件で、イチョウを階段板として使って頂きました。イチョウと言えばまな板、碁盤、カウンターとおよそ使い方は決まっていましたが、イチョウが経変してなんとも言えない深い色になるのが美しく、提案させて頂いたところ採用され、この写真の仕上がりとなりました。

イチョウは、皆さんご存知の通りの木で、葉も広いのですが、針葉樹の仲間らしいです。木材の目合いだけで言うとやや大人しいですが、色が深くなった時、深い色になり存在感が増してきます。比重は大きく約0.53。柔らかいけど、堅く強い、不思議な木です。
写真にはあまり節はないですが、今後節有も含めて300x40㎜の原板で在庫を持つ予定です。仕上がりは280x35㎜くらいになるでしょうか…イチョウは節もまたきれいです。
ただ、イチョウの木の弱点として、乾燥時にブルーステインが入りやすいというのがあります。さらに施工後にそれが広がる可能性もあります。ただそれもイチョウの木の特性として、割り切って使って頂ければやがて気にならなくなる時がきます。別のお客さんはイチョウをテーブルとして使い、鉄媒染仕上をご自身で施工されたりもしました。これだと、ブルーステインは全く気になりません。

工夫しながら、イチョウの新しい使い方の提案です!

イチョウの階段の写真

イチョウの階段の写真

イチョウのテーブルの写真

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