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退路を断つ

何にしたってそうなんでしょうが、「退路を断って、覚悟を決めれば」、大概のことは何とかなるような気がします。

でも、この退路を断つってのは、本気の上に、本気を塗り重ねるほどの覚悟がなければ上手くいかないように思うんです。
僕の今までの人生も決してすべて順調ってわけではないですが、起こってきた全てのことを前向きに受け入れれば、失敗も成功も良いことも悪いことも嬉しいこともつらいことも、全部ひっくるめて、「良いこと」になります。

僕も今までに仕事を通していろんなことをやってきましたが、問題が起きた時に具体的に教えてくれたり、頼る人がなく、「何としても自分で解決しなければ!」という場面が結構ありました。大小にかかわりなく、小さくても会社を経営していると、逃げ場のないところに追い込まれることは幾度となくあります。月末の支払いだとか、社員さんのことだとか、商品クレームだとか…退路を断っていれば、その責任に対して、開き直りてきな気分になることもあり、案外何とかしてしまうような気がします。
偉そうな言い方になってしまいますが、退路を断ってない人は、どこか甘いです。最後にスルっと責任から逃げる。責任とらん人って、分かりますよね。

若い頃のように、勢いだけで何かをやることは少なくなった(?)気はしますが、退路を断って、自分で何かをやるってのは、必ず何かに生きてきたように思います。
僕が成功しているかって言うと、それは何とも言えません。誰かのしたで責任を取らずに過ごしていれば、心のストレスは少ないかもしれません。でも、僕は少なくとも「幸せ」です。もちろん、家族や、社員さんには、具体的なサポートはなくても、見守られている感は強く、その点では深く、強く守られてきました。
だから、家族にも社員さんにも、そのお返しはしようと思っています。もちろん「退路を断つ」気持ちで。

西郷隆盛が「名も要らず、金も要らず、命も要らない人ほど、強い人はない」的な事を言ったことがあったと思いますが、退路を断って、覚悟を決めた人ほど強い人はいないと、昨今のウッドショックのなか、改めて心に思っています。

西下

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