タイから新しい写真が届いたので、アップします。
前回も書いたように、この住宅はバンコクの南西Hua Hin郡という場所に建築中です。総ヒノキ造り。構造材だけでなく、合板もすべてヒノキ。一部に見える柱間の横材は内装デザインと外部の構造用合板に打ち付ける釘を受ける胴縁を兼ねています。内装壁に使用する合板は節の無いクリア合板です。デッキの根太は敢えて刻みをせずに金物受けにして、雨水を受ける場所を作らず、耐久性を持たせるようにしています。合せて無色の防虫防腐処理をしています。床下は通風するので、基本的に風に弱いシロアリが来にくくもしています。生活空間側には、軒も大きく出してタイの雨にも万全です。雨さえ楽しめるデッキもヒノキで出来上がります。
この基本的構造を様々に組み合わせ、デザインをするのが、Timbercharm社のPanuwat。奇を衒わず、シンプルな形は、安定していて、落ち着く。かつて日本でよく見かけた建物の形に似ていませんか?本当に美しいです。